ミセス【嘘じゃないよ】歌詞の意味を考察!「嘘じゃないよ」に隠された本音とは?

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Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の「嘘じゃないよ」は、2019年10月2日にリリースされた4thフルアルバム『Attitude』に収録されている楽曲です。

作詞・作曲を担当したのは、ボーカル・ギターの大森元貴さんです。

タイトルにもなっている「嘘じゃないよ」という言葉が、この曲では何度も繰り返されます。

しかし、歌詞を読み進めていくと、単純に「本当だよ」という意味だけではないことに気づかされます。

むしろ「嘘じゃないよ」と言い聞かせれば言い聞かせるほど、主人公が抱えている本当の気持ちが浮かび上がってくるのです。

そこで今回は、Mrs. GREEN APPLE「嘘じゃないよ」の歌詞を、恋愛における「強がり」「本音」「別れ」という観点から考察していきます。

目次

ミセス「嘘じゃないよ」はどんな曲?

「嘘じゃないよ」を理解するうえで重要なのは、歌詞に繰り返し登場する「嘘じゃないよ」という言葉です。

一見すると、主人公は相手に対して「大丈夫」「あなたのせいではない」「気にしていない」と伝えているように見えます。

しかし、その言葉が何度も繰り返されることで、逆に「本当はそうじゃないのでは?」という疑問が生まれます。

「嘘じゃないよ」が持つ二重の意味

この曲では、「嘘じゃないよ」という言葉そのものが、一種の強がりになっていると考えられます。

たとえば、悲しくて泣いているのに「あなたのせいではない」と言う。

本当は嫌われたくないのに「嫌われたくないから隠しているわけではない」と言う。

苦しいのに「心配ない」と言う。

このように主人公は、自分の本音とは反対の言葉を口にしているように感じられます。

つまり、「嘘じゃないよ」という言葉は、相手を安心させるための言葉であると同時に、自分自身に「これは嘘じゃない」と言い聞かせるための言葉でもあるのではないでしょうか。

「泣いたのは決して貴方のせいではないよ」の意味

まず印象的なのが、主人公が泣いてしまった理由を相手のせいではないと否定する場面です。

ここには、相手を責めたくないという気持ちが込められているように感じられます。

本当は「あなた」が原因なのかもしれない

恋愛では、好きな人との関係がうまくいかないほど、相手を責めたくなることがあります。

「どうして分かってくれないの?」
「どうして私を見てくれないの?」

そんな思いがあったとしても、主人公はそれを相手にぶつけません。

むしろ「あなたのせいではない」と伝えます。

しかし、本当に相手のせいではないのであれば、ここまで強く否定する必要もないでしょう。

だからこそ、この言葉の裏側には「本当はあなたのことで泣いている」という本音が隠されているように思えます。

相手を責めることで関係が壊れてしまうくらいなら、自分が傷つくほうを選ぶ。

そんな不器用な優しさが、この一節には表れているのではないでしょうか。

「隠したのは嫌われたくないからじゃないよ」に込められた本音

続いて注目したいのが、自分の気持ちを隠している理由を否定する部分です。

主人公は、自分が本心を隠していることを認めようとしません。

「嫌われたくない」が最大の本音?

好きな人に本当の気持ちを伝えるのは、簡単なようで難しいものです。

「好き」と伝えて、もし相手も同じ気持ちなら幸せになれるかもしれません。

しかし、もし相手にその気がなかったら、今まで築いてきた関係まで変わってしまう可能性があります。

だからこそ主人公は、気持ちを隠してしまう。

そして、その理由を「嫌われたくないからじゃない」と否定することで、自分の弱さを隠そうとしているのではないでしょうか。

ここにあるのは、強さではなく「傷つくのが怖い」という気持ちです。

「嫌われたくない」と素直に言えないからこそ、「そんな理由じゃない」と強がってしまう。

この矛盾が、「嘘じゃないよ」というタイトルともつながっています。

「心配ないよ 嘘じゃないよ」は本当に大丈夫なのか?

この曲の中でも特に切なさを感じるのが、「心配ないよ」という言葉です。

大丈夫と言うほど、本当は大丈夫ではない

人は本当に大丈夫なときよりも、心配をかけたくないときに「大丈夫」と言うことがあります。

主人公も同じなのではないでしょうか。

本当は不安で、寂しくて、誰かに支えてほしい。

それでも「心配ないよ」と伝える。

その直後に「嘘じゃないよ」と重ねることで、まるで自分自身に言い聞かせているようにも感じられます。

「私は大丈夫」
「これくらい平気」
「あなたに心配をかける必要はない」

そうやって自分を納得させようとしているのかもしれません。

しかし、言葉とは裏腹に、その心の中には大きな不安が存在しています。

「離れるのは別に貴方のせいではないよ」の切なさ

さらに物語が進むと、主人公は相手から離れようとします。

ここでは「離れる」という行動そのものが重要な意味を持っていると考えられます。

好きだからこそ離れるという選択

普通に考えれば、好きな人とは一緒にいたいものです。

それなのに主人公は、相手から離れようとしています。

その理由についても「あなたのせいではない」と否定します。

しかし、ここにも強がりがあるのではないでしょうか。

相手のことが好きだからこそ、これ以上一緒にいることが苦しくなった

自分の気持ちを抑え続けることができなくなった

あるいは、このまま好きでい続ければ、自分自身が壊れてしまう。

そんな状況から逃げるために、主人公は「離れる」という選択をしたのかもしれません。

それでも相手を責めることはできない。

だから「あなたのせいではない」と言うのです。

この優しさこそが、同時に主人公自身を苦しめているようにも感じられます。

「笑ってるのは無理をしているわけではないよ」の意味

主人公は、悲しい状況にありながらも笑っています。

しかし、その笑顔にも「強がり」が隠されているように感じられます。

笑顔の裏に隠された涙

本当につらいとき、人は必ずしも泣くとは限りません。

相手の前では笑ってみせたり、「大丈夫」と振る舞ったりすることがあります。

主人公も、相手に心配をかけないために笑っているのではないでしょうか。

「無理をしているわけではない」と言いながら、実際には無理をしている。

その矛盾が、この曲の大きな特徴です。

笑顔は幸せの象徴であるはずなのに、この曲では「本音を隠すための仮面」のようにも感じられます。

だからこそ、明るく振る舞うほど、その内側にある悲しみが強調されているのです。

「割り切るのは別になんともなく生きていけるよ」の意味

曲の中でも特に強烈なのが、「割り切る」という言葉です。

本当に割り切れるなら苦しくない

恋愛感情を簡単に割り切ることができるなら、失恋や片思いで苦しむ人はそれほど多くないでしょう。

「もう好きじゃない」
「友達として考えればいい」

そう思おうとしても、心は簡単には切り替わりません。

主人公も「なんともなく生きていける」と強がっていますが、むしろその言葉から、相手への未練の大きさが伝わってきます。

本当に平気なら、わざわざ「なんともなく生きていける」と言う必要はありません。

あえて強く言うからこそ、「本当は平気ではない」という裏側が見えてくるのです。

「あなたがいなくても大丈夫」と言いながら、心の中では「あなたがいないとつらい」と叫んでいる。

そんな二つの感情が同時に存在しているのではないでしょうか。

ラストの「嘘じゃなくないよ 嘘じゃないよ」がすべてを変える

この曲を考察するうえで、最も重要なのが終盤の言葉です。

ここまで主人公は何度も「嘘じゃないよ」と繰り返してきました。

しかし、最後にその言葉そのものをひっくり返すような表現が登場します。

「嘘じゃなくないよ」が意味するもの

「嘘じゃなくない」という表現は、一見すると非常に分かりにくい言葉です。

しかし、「嘘ではないわけではない」と考えると、その意味が見えてきます。

つまり、「嘘じゃないよ」と言ってきたこと自体が、実は嘘だった。

これまでの言葉とは反対に、本当は泣いていた

本当は嫌われたくなかった。

本当は心配だった。

本当は離れたくなかった。

本当は笑ってなんかいられなかった。

本当は割り切ることなんてできなかった。

そうした本音を、最後になって主人公自身が認めた瞬間なのではないでしょうか。

最後まで強がってしまう主人公

ただし、最後は完全に「本当はこうだった」と素直に告白するわけではありません。

その直後にも「嘘じゃないよ」と続きます。

ここが非常にミセスらしく、そして切ないポイントだと感じます。

最後の最後まで強がりを捨てきれない。

「本当は嘘だった」と気づきながらも、「嘘じゃない」と言ってしまう。

そこには、人間の弱さや不器用さが凝縮されています。

「嘘じゃないよ」は片思いの歌なのか?

この曲は、片思いをしている人の視点から聴くと、より深く共感できる楽曲だと考えられます。

「好き」と言えない恋

好きな人がいる。

でも、その気持ちを伝える勇気がない。

相手との関係を壊したくないから、何も言わずに笑っている。

そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

主人公は、相手を責めることも、自分の気持ちを正直に伝えることもできません。

そのため、「大丈夫」「心配ない」「あなたのせいじゃない」といった言葉で、自分の本音を覆い隠します。

だからこそ、この曲は単なる失恋ソングではなく、「好きなのに好きと言えない」という恋の苦しさを描いた歌として受け取ることができます。

「嘘じゃないよ」は恋愛以外にも当てはまる

「嘘じゃないよ」の魅力は、恋愛だけに限定されないところにもあります。

大切な人に「大丈夫」と言ってしまう私たち

家族や友人、仕事仲間などに対して、本当はつらいのに「大丈夫」と言ってしまうことがあります。

心配をかけたくない。

迷惑をかけたくない。

弱い自分を見せたくない。

そんな気持ちから、本音を隠してしまうのです。

そう考えると、「嘘じゃないよ」は恋愛だけではなく、「本当の自分を隠して生きている人」にも響く楽曲なのかもしれません。

誰かに「大丈夫?」と聞かれたとき、「大丈夫だよ」と笑ってしまう。

でも、本当は「大丈夫じゃない」と言いたい。

そんな心の葛藤を、主人公は「嘘じゃないよ」という言葉に込めているように感じられます。

Mrs. GREEN APPLE「嘘じゃないよ」が伝えるメッセージ

「嘘じゃないよ」は、単純な恋愛ソングではありません。

この曲が描いているのは、「本当の気持ちを伝えたいのに、怖くて伝えられない」という人間の弱さです。

「あなたのせいじゃない」
「嫌われたくないわけじゃない」
「心配ない」
「離れても平気」
「無理して笑っているわけじゃない」
「割り切って生きていける」

こうした言葉は、すべて主人公が自分を守るための言葉とも考えられます。

しかし最後には、その強がりさえも「嘘だったのかもしれない」と気づいてしまう。

だからこそ、この曲には強い切なさがあります。

本音を言えないことも一つの「愛」なのかもしれない

相手を傷つけたくないから言えない。

嫌われたくないから言えない。

関係を壊したくないから言えない。

一見すると「素直になれない弱さ」に見える行動ですが、その根底には相手を大切に思う気持ちがあります。

主人公は自分の気持ちを伝えられない一方で、最後まで相手を責めようとはしません。

そこには、好きだからこそ相手の幸せを願ってしまう、複雑な愛情があるのではないでしょうか。

まとめ|「嘘じゃないよ」は強がりの裏側にある本音を描いた曲

Mrs. GREEN APPLEの「嘘じゃないよ」は、「好きなのに素直になれない」「本当はつらいのに大丈夫だと言ってしまう」という、人間の不器用な感情を描いた楽曲だと考察できます。

タイトルにもなっている「嘘じゃないよ」は、単純に「本当だよ」という意味ではありません。

むしろ、何度も繰り返されることで、その言葉の裏にある「本当は違う」という本音が浮かび上がってきます。

そして最後の「嘘じゃなくないよ」という表現によって、それまでの「嘘じゃないよ」が強がりだった可能性が示されます。

本当は泣いていた。

本当は嫌われたくなかった。

本当は心配だった。

本当は離れたくなかった。

本当は笑えなかった。

本当は割り切ることなんてできなかった。

そんな本音を隠し続けた主人公が、最後になってほんの少しだけ自分の気持ちを認める。

その姿が、「嘘じゃないよ」という楽曲をより切なく、そしてリアルなものにしているのではないでしょうか。

誰かを好きなのに、その気持ちを言葉にできなかった経験がある人なら、この曲の「嘘じゃないよ」という言葉に、自分自身の記憶を重ねてしまうかもしれません。

強がりの言葉の裏側には、誰にも言えなかった大切な本音がある。

それこそが、Mrs. GREEN APPLE「嘘じゃないよ」の最大の魅力なのではないでしょうか。

「嘘じゃないよ」の歌詞の出典元

歌詞を詳しく確認したい方は、歌詞掲載サイトなどで正式な歌詞をご確認ください。

楽曲情報

  • アーティスト:Mrs. GREEN APPLE
  • 曲名:「嘘じゃないよ」
  • 作詞・作曲:大森元貴
  • リリース:2019年10月2日
  • 収録作品:4thフルアルバム『Attitude』

歌詞の出典元: Uta-Netなどの正規歌詞掲載サービスをご確認ください。歌詞の全文転載は著作権上の理由から掲載せず、本記事では楽曲の内容をもとに意味を考察しています。

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