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back number「黄色」の歌詞の意味を考察!“黄色信号”に込められた届かない恋の切なさとは?

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back numberの「黄色」は、ABEMAの恋愛リアリティーショー『虹とオオカミには騙されない』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

一見すると片想いのラブソングですが、歌詞を読み進めると単純な恋愛ではなく、「好きだからこそ伝えられない」「想いを伝えれば今の関係が壊れてしまう」という繊細な葛藤が描かれています。

さらに、MVではさまざまな恋愛の形が描かれ、「私」「君」という性別を限定しない表現も使われていることから、同性への恋や社会的な壁を感じる恋として解釈する人も少なくありません。

この記事では、「黄色」というタイトルの意味や、サビごとの感情の変化を中心に、歌詞に込められたメッセージを考察していきます。

目次

「黄色」の歌詞が描くテーマとは?

この楽曲全体を通して描かれているのは、「届くことのない恋心」と、それを必死に心の中へ閉じ込めようとする主人公の姿です。

好きという気持ちは日に日に大きくなっていくのに、その想いを伝えることで相手との関係が壊れてしまうかもしれない。

だからこそ主人公は、自分の心に「硝子の蓋」をして、本音を封じ込めようとします。

しかし、人の気持ちは簡単には消えません。

抑えようとすればするほど想いは大きくなり、何度も「伝えたい」と「伝えてはいけない」が心の中でぶつかり合います。

その揺れ動く心理こそが、「黄色」という楽曲の最大のテーマだと言えるでしょう。

「黄色信号」が象徴する曖昧な恋

タイトルの「黄色」は、多くのリスナーが信号機の黄色を連想します。

信号の色にはそれぞれ意味があります。

  • 青=進む
  • 赤=止まる
  • 黄色=進むか止まるか迷う

恋愛に置き換えると、

  • 青は「告白する」
  • 赤は「諦める」
  • 黄色は「想いを抱えたまま立ち止まる」

という状態になります。

主人公は決して恋を諦めたわけではありません。

しかし、一歩踏み出す勇気もない。

だから黄色信号の前で立ち尽くしているのです。

この「進みたいのに進めない」という曖昧な感情を、「黄色」という一色だけで表現しているところに、back numberらしい繊細な言葉選びが感じられます。

1番サビの意味|恋が始まった瞬間の葛藤

1番サビでは、主人公が「君」と出会った瞬間の衝撃が描かれています。

恋は突然始まります。

目が合った瞬間、世界が止まったように感じる。

交差点や信号が印象的に描かれるのも、この「時間が止まるような出会い」を表しているのでしょう。

しかし、その恋は最初から順調には進みません。

主人公は「好きになってはいけない」と感じています。

相手には恋人がいるのかもしれない。

友達という関係を壊したくないのかもしれない。

あるいは、同性への恋という社会的な壁を感じている可能性もあります。

どの解釈でも共通しているのは、「踏み出せない理由」が存在することです。

「今は硝子の蓋を閉めて」に込められた意味

この曲を象徴するフレーズの一つが「今は硝子の蓋を閉めて」です。

硝子は透明で、中身は見えます。

しかし、蓋を閉めてしまえば触れることはできません。

つまり主人公は、自分の恋心を完全に消しているわけではありません。

自分でもその存在は分かっている。

それでも誰にも知られないよう、大切に閉じ込めているのです。

しかも硝子は非常に壊れやすい素材です。

少しでも無理をすれば割れてしまう。

それは主人公自身の心でもあり、今の二人の関係でもあるのでしょう。

だからこそ、このサビでは「好き」と認めそうになる自分を必死に抑え込み、「黄色信号のまま止まろう」と決意しているように感じられます。

2番サビの意味|逃げられない恋だと気付く瞬間

物語が進むにつれて、主人公の恋心はさらに深くなります。

最初は「時間が経てば忘れられる」と思っていたのかもしれません。

しかし現実は違いました。

好きという気持ちは消えるどころか、ますます大きくなっていきます。

そこで主人公は、もし違う出会い方だったらと考え始めます。

「どんな条件でも結局好きになっていた」

「違う顔だったら」

「違う声だったら」

「違う出会い方だったら」

そんな仮定を何度も繰り返します。

でも、その答えは一つ。

結局、自分はこの人を好きになっていた。

ここが2番サビの最も切ないポイントです。

苦しみの原因が相手ではなく、「好きになってしまう自分自身」だと気付いてしまうからです。

逃げ道を探しても、最後には「どうせ好きになる」という結論へ戻ってきます。

黄色信号は本来、ブレーキを踏むための色です。

しかし、この頃にはそのブレーキさえ効かなくなり始めています。

進んではいけない。

でも心は止まらない。

そんな苦しさが2番サビ全体から伝わってきます。

ラストサビの意味|最後まで伝えられなかった本音

ラストサビでは、主人公の葛藤が最高潮を迎えます。

ここまで抑えてきた恋心は、もう蓋の中に収まりきらないほど大きくなっています。

もし今、告白したらどうなるのか。

そんな想像を何度も繰り返しているのでしょう。

告白が幸せとは限らない

普通の恋愛ソングなら、「勇気を出して伝えよう」という結末になることも少なくありません。

しかし、「黄色」は違います。

主人公は、告白によって何かを壊してしまう未来を恐れています

今の関係。

相手の幸せ。

自分自身。

すべてが変わってしまうかもしれない。

だから最後まで蓋を開けられません。

さらに、自分でも気付かなかった感情にも向き合います。

「相手の恋が終わればいいのに」

そんな醜い願いを抱いてしまう自分に気付き、自己嫌悪に陥るのです。

好きだから幸せを願いたい。

でも、本当は自分を選んでほしい。

この矛盾した感情が、人間らしいリアルな恋愛を描いています。

最終的に主人公が選んだのは、「黄色のまま立ち止まる」という道でした。

恋を諦めたわけでもない。

進んだわけでもない。

心に蓋を閉めたまま、大切な人を見送る。

だからこそ、この曲は静かな余韻を残すのでしょう。

MVが伝えるもう一つのメッセージ

「黄色」のMVでは、さまざまな恋愛の形が描かれています。

恋愛は男女だけではありません。

同性同士の恋や、簡単には結ばれない恋も存在します。

歌詞では「私」「君」という言葉だけが使われ、性別は明かされません。

この表現によって、多くの人が自分自身の恋愛経験を重ねられる作品になっています。

同性への恋として読む人もいれば、友達への恋、既婚者への恋、遠距離恋愛など、それぞれ違った受け取り方ができます。

つまり、「黄色」は特定の恋愛を描く曲ではなく、「踏み出せない恋」を経験したすべての人へ向けた歌なのです。

タイトル「黄色」に込められた本当の意味

タイトルの「黄色」は、単なる色ではありません。

それは人生の中で誰もが経験する「決断できない時間」の象徴です。

恋愛では、

  • 告白する勇気
  • 諦める覚悟

そのどちらも持てない瞬間があります。

そんな宙ぶらりんな感情を、信号機の黄色になぞらえているのでしょう。

黄色は止まる色でもあり、進む準備をする色でもあります。

だから主人公は最後まで黄色の中に立ち続けます。

それは弱さではなく、大切な人を傷つけたくないという優しさでもあるのです。

まとめ|「黄色」は誰もが経験する“踏み出せない恋”を描いた名曲

back numberの「黄色」は、恋が叶う瞬間ではなく、「叶えないことを選ぶ恋」を描いた非常に珍しいラブソングです。

1番サビでは恋の始まりに戸惑い、自分へブレーキをかけます。

2番サビでは「どんな形でも好きになってしまう」という運命を受け入れながらも苦しみ、ラストサビでは想いを伝えることによって失うものの大きさを知り、最後まで心の蓋を閉める選択をします。

だからこそ、この曲は聴く人それぞれの片想いと重なります。

友達を好きになった経験、大切な人に想いを伝えられなかった経験、応援したいのに心のどこかで自分を選んでほしいと願ってしまった経験、そんな誰にも言えない感情を、「黄色」は優しく包み込んでくれます。

私自身、この曲を聴くたびに「恋とは必ずしも進むことだけが正解ではない」と考えさせられます。

誰かを大切に思うからこそ、あえて一歩踏み出さない選択をすることもある。

その切なさや優しさを、back numberは「黄色」という一色に見事に閉じ込めました。

何度聴いても新しい発見があり、自分自身の恋愛や人生と重ね合わせたくなる、まさにback numberらしい珠玉のラブソングだと感じます。

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